The Terminal KYOTOで6月7日ー23日で開催された展覧会Decording Wonders / デコーディング・ワンダーの企画・キュレーションを行いました。
情報伝達のあり方を捉え直す、グラフィックデザイナーとプログラマーのユニット、インテクスト(外山央、真下武久、見増勇介)。
看太郎二代目として看板を制作する中で、文字の絵画的・空間的可能性を模索する廣田碧。人間の知覚や態度を、音響・映像・インスタレーション等によって問い直す八木良太。三者の作品を縫うように、普段はキュレーターとして活動する金澤韻がテキストで介入。
身辺にある無数の暗号を解読(デコード)していく試みです。
こちらにThe Terminal KYOTOによるレポートがあります。
インテクスト
外山央、真下武久、見増勇介によるアート・ユニット。言語、文字、書法、印刷、読書などに通じる一定の様式を捉えなおし、新たなコミュニケーションの可能性を基軸に展開を続ける。
金澤 韻
現代美術キュレーター。2000年代初頭より、国内外で多数の展覧会に携わる。本業の傍ら、時折、表現者として創作的テキストで展覧会に参加している。
廣田 碧
看板屋「看太郎」2代目。平面デザインをさまざまな素材・媒体を用いて空間へ展開。看板の持つメディアとしての可能性を探求する。衰退しつつある看板のペイント技術の普及も行う。
八木 良太
現代美術家。見たいものしか見ない・聞きたいことしか聞かないといった、我々の制限的な知覚システムあるいは態度に対する批判的思考をベースに作品制作を行う。