Funny Hearth 襖絵プロジェクト 平松可南子

平松可南子

東京藝術大学大学院修了。噴水など流動的なものをモチーフに、新鮮な鑑賞体験を生み出す絵画や空間表現を手がける。これまでの主な展覧会に、「イ 反」(三菱一号館歴史資料室、東京、2023)、「少しずつちがう」(アークヒルズ、東京、2022)などがある。ART IN THE OFFICE 2022選出アーティスト。アートアワードトーキョー丸の内2022三菱地所賞、2020年京都造形芸術大学卒業展奨励賞受賞。

【作家コメント】
この作品は噴水シリーズの一部で、内側から見た噴水を描いています。通常は見られない噴水の内側を、想像と現実の風景を織り交ぜて表現しました。噴水が常に形を変える様子をコンセプトにしており、この変化が自身のテーマでもあります。ふすまを移動させると絵も変わりますよね。そうした展示空間自体の動きや、人々の移動が、噴水の動きと重なり、テーマと非常にマッチしたと感じています。