松岡柚歩
京都芸術大学大学院修了。絵具の素材感に惹かれ、ひとつの“もの”としてどの方向から見ても成り立つ絵画を制作。主な個展に、「冗長な月」(CANDYBAR GALLERY、東京、2023)、「針の穴から天を覗く」(FOAM CONTEMPORARY、東京、2023)、主なグループ展に「京都府新鋭選抜展」(京都府京都文化博物館、京都、2023)など。2021年アートアワードトーキョー丸の内2021 Proactive賞、シェル美術賞2020学生特別賞受賞。
【作家コメント】
私は、どの角度から見てもいいように絵画を制作しています。格子柄をよく使うのはそのためです。この空間では、ふすまが移動することによって、絵の配置が入れ替わったり、またつながって見えたりする点が面白いと感じました。自然にはない色を使っているので、一見合わなさそうな要素が並ぶことで、新しい視点が生まれていることが魅力だと思います。