DESIGNART TOKYO 2024
「Reframing」展
DESIGNART TOKYO 2024
「Reframing」展
2024年
ワールド北青山ビル
東京
作家:平澤賢治、HUMAN AWESOME ERROR、みょうじなまえ、スタジオぺぺ、ベン・ストームズ、マリオン・バルーク、ジョゼ・ザニーネ・カルダス、舘鼻則孝、nendo、中村弘峰、ryo kishi、nor、Jiabao Li、ARKO、インディア・マハダヴィ、平澤賢治+増田義基、The TEA-ROOM (Ryuta Aoki + Soryo Matsumura)、長谷川絢
キュレーター:金澤韻、川合将人、立川裕大、青木竜太
会場構成:HYBE Design Team
主催:DESIGNART TOKYO実行委員会(株式会社デザイナート)
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
- キュレーション|企画
「Reframing 〜転換のはじまり〜 」をテーマにした展覧会にキュレーターとして参加
2017年から行われてきたデザインとアートのイベントDESIGNART TOKYO。2024年度のオフィシャルエキシビションに、金澤韻がキュレーターのひとりとして参加しました。「Reframing ~転換のはじまり~」というテーマのもと、4名のキュレーターが選んだ18組のクリエイター作品が集合。金澤は、平澤賢治、HUMAN AWESOME ERROR、みょうじなまえの3組を選出しました。
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ジャンルの垣根を超え、デザインとアートを横断しながら“東京の街全体がミュージアムになる12日間”を実現するイベントDESIGNART TOKYO。2024年度のオフィシャルエキシビションに、金澤韻がキュレーターのひとりとして参加しました。
2024年度にDESIGNART TOKYOが掲げたテーマは、「Reframing ~転換のはじまり~」です。従来の枠組みにとらわれず、別の視点から見つめ直すことで新しい価値を提示するクリエイターに注目。このテーマに呼応して、4人のキュレーター:金澤韻(アート)、川合将人(デザイン)、立川裕大(クラフト)、青木竜太(テクノロジー)がそれぞれの視点から18組のクリエイターを選出し、オフィシャルエキシビションを開催しました。
金澤は、キュレーターチームでのディスカッションから、身体や生命に関するテーマを感じとり、平澤賢治、HUMAN AWESOME ERROR、みょうじなまえの3組を提案しました。病気や事故の経験、あるいはフェミニズムの視点から身体を捉え直す意欲的なキュレーションです。
平澤は、身近な人を交通事故で失ったことをきっかけに、サーモグラフィーを使って可視化される体温の痕跡や、体温を表す数字の羅列によって、人間の存在を探る写真作品、サウンドワークを制作しています。身体から放出される熱を捉えた作品がそこに誰かがいる/いたことを知らせます。
福原志保と蔡海の2人によるユニットのHUMAN AWESOME ERROR(HAE)が展示したのは、「不良息子の肖像」という作品です。この作品では、コロナ禍の時期にがんの宣告を受けた福原が自らの身体に発生したがん細胞を不良息子になぞらえ、土佐典具帖紙の工芸技術を通してその肖像を表現しています。
他方で、みょうじなまえは、男性アーティストによって描かれた有名な裸婦像に服を着せて描き直し、さらにそれをミュージアムグッズのようにTシャツやマグカップにプリント、ミュージアムショップ風のしつらえの中に陳列します。女性の身体が商品化されている社会を鋭く批判しながら、描き直された女性像を観客が購入し持ち帰ることで、ユーモアの中に抵抗を示します。
ミュージアムの枠を超え、より広いオーディエンスに開かれた場所で社会的な問題に切り込む作品を提示し、鑑賞者に思索を促す展覧会を目指しました。
出展作家略歴
平澤賢治
1982 年東京都⽣まれ、東京とロンドンを拠点に活動。 大学在学中に人工衛星を用いたリモートセンシングの技術を習得し、その装置の一つであるサーモグラフィーカメラを中心に、さまざまな素材を駆使しながら、「人間の存在と生命」をテーマに生命の輝きを後世に残すことを目指して制作を続けている。長年制作を続けているポートレート写真作品は、有機体が発行する光を捉えながら、生命現象全体まで表現の域を拡張させ、「生」をテーマとした作品の核となっている。渡英後は、さまざまな人種やジェンダー、異なる歴史や文化的背景をもつ人々を撮影しながら、写真、インスタレーション、映像作品など多様な手法を用いた作品を制作。 国内外での個展、グループ展やプロジェクトに多数参加。
HUMAN AWESOME ERROR
社会における自己証明の不確かさを発端に名付けられたHUMAN AWESOME ERRORは、システムエラーから痛快な視点を見出すコレクティブとして2019年より発足。蔡海、福原志保を中心にプロジェクトごとにチームを組成しながら、映像、ドローイング、立体造形、インスタレーション、プロダクト、バイオテック、工芸など様々なメディアを横断しながら活動。「Super Cell」のプロジェクトでは、冷凍保存された福原志保のがん細胞をラボに移設し、培養することを目指しながら、生命倫理への問いかけや新たな免疫研究に挑戦します。2025年現在、東京と京都の2つの拠点をベースにテーマを深堀中。
みょうじなまえ
1987年兵庫県生まれ。2019年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画入学、2022年同大学院自主退学。自身の体験を契機として、女性の身体、性、アイデンティティとその消費をめぐる問題をテーマに制作を行う。主な受賞歴に、「CAF賞2022」金澤韻審査員賞、「SICF23 EXHIBITION部門」グランプリ(2022)など。主な展覧会に、六甲ミーツ・アート芸術散歩2022、個展「Some Fairy Tales」(2022/Taku Sometani Gallery/東京)など。2024年N project(大阪)にて個展「I’ll give you a name」開催。





