パブリックアート
S-GATE博多駅東 エントランスホール
坂本紬野子

パブリックアート
S-GATE博多駅東 エントランスホール
坂本紬野子

2026年
S-GATE博多駅東 エントランスホール
福岡県

作家:坂本紬野子
クライアント:株式会社サンケイビル
キュレーター:金澤韻
プロジェクトマネージャー:増井辰一郎
テクニカル:MIYATA ART CONSTRUCTION
撮影者:山中慎太郎

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S-GATE博多駅東に坂本紬野子のパブリックアートを導入

コダマシーンは、2021年よりオフィスビル空間へのアート作品の導入にも取り組んできました。その経験が評価され、株式会社サンケイビルのオフィスビルブランドS-GATEに設置するアート作品を手掛ける運びとなりました。S-GATE博多駅東では、九州北部で活動する坂本紬野子の作品をエントランスのパブリックアートとして選定。植栽の活用が印象的なS-GATEのデザインコードと調和した有機的なリズムの陶芸作品をインスタレーションのように各所に配置しました。

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進化し続ける企業とビジネスパーソンを支援するオフィスビルブランドS-GATE。そのブランドアップデートに際して、コダマシーンがアート作品のキュレーション業務を担います。とくに、ウェルビーイングを意識した空間を特徴とするS-GATEの理念に沿い、人々に安らぎを与えるアート作品を選定します。

S-GATE博多駅東では、九州北部を拠点とする坂本紬野子の作品をエントランスのパブリックアートとして導入しました。坂本は、日頃から目にする建築や植物に見出される形態に触発され、独特の有機的な質感を持った陶芸作品を制作するアーティストです。釉薬や化粧土にも強いこだわりを持ち、独自の配合を研究しそれぞれの作品の形状に最適な色のニュアンスを追求しています。

坂本の作品が持つこうした特徴は、植栽の活用が印象的なS-GATEのデザインコードと調和し、明るくも落ち着きのある空間を作り上げます。S-GATE博多駅東では、九州西北部の植物や日常風景から発想して制作された作品も並び、博多をテーマにした植栽とともにひとつのインスタレーションを構成します。

さらに、これから世界で活躍の場を広げていく若手アーティストの作品を採用することで、S-GATE博多駅東を利用する次代のビジネスパーソンとともに成長を重ねていくイメージも表現しました。

S-GATE博多駅東パブリックアート・コンセプト


石造りの町なかに、ふと顔を出す共有地。
噴水や植栽が置かれ、コミュニティの人々がしばし集います。
呼吸を整え、気持ちをリフレッシュするひととき——
そんなウェルビーイングのためのスペースを、エントランスに開きます。

美術家・坂本紬野子が生み出す、植物と建築物のあいだのような作品群は、
アルカイックな面持ちでありつつ、現代的なセンスを感じさせます。
坂本は、欧州と日本を行き来しながら、陶による制作を行なってきました。
そこには、九州西北部の光と植生から受けたインスピレーションと、
欧州の街路や中庭の明るい静けさに触れた記憶が重なり合っています。

S-GATE博多駅東のエントランスで、
この地域の植栽と坂本の作品が作り出す唯一無二のコモンズが、
深呼吸するような余白と、感性を澄ませる小さなきっかけを、
利用者の毎日にもたらします。

アーティストプロフィール


坂本紬野子


1992年生まれ。2016年イギリス、ロンドン芸術大学キャンバウェルカレッジオブアーツ彫刻科卒業。2018年帰国し現在は長崎を拠点に制作。大学在学中に陶芸をはじめ、集めたモチーフや形のインスピレーションを元に手びねりという技法で制作している。釉薬は自ら調合したものを使い、古さと新しさが混在する色とテクスチャーを求め日々実験を重ねている。