吉野もも
《Kami #72, Kami #75, Kami #71, Kami #74, Kami #73》
アクリル絵の具、パネル

2021年
TOKYO TORCH 常盤橋タワー
東京

クライアント:三菱地所株式会社
企画・ディレクション:コダマシーン
プロジェクトメンバー:中原崇志(デンバクファノデザイン)、角尾 舞
アシスタント:園部達理
テクニカル:HIGURE 17-15 cas
PR :小池美紀(HOW)

撮影:太田拓実

協力:rin art association

  • アートコンサルティング
  • キュレーション|企画
  • マネジメント|コーディネーション

一見、立体的に見えるような絵画ですが、近づいてみると平面であることがわかります。吉野はだまし絵の技法を使って、折り紙をモチーフに、これらの作品を作り出します。
一枚の平面である紙が、折っていくことで立体として立ち上がる―これが、日本で発達した折り紙の伝統でした。吉野の作品はその、平面が立体になっていくという折り紙のコンセプチュアルな面白さを、もう一度平面の絵画に仕立て直すことで見る者に強く認識させます。またここでは、折り目が作り出す幾何学模様も、常盤橋タワーの意匠と響き合うことになります。

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吉野もも

【略歴】
1988 東京都生まれ。埼玉県在住。
2015 東京藝術大学大学院 美術研究科 油画專攻修士課程 修了

主な個展
2018 「being」 rin art association、高崎、群馬
2017 「Link」西武渋谷店全館プロモーション、東京
2015 「Transformation」Hasu no hana、東京

主なグループ展
2020 「アートプロジェクト高崎」、群馬
2020 「天王洲アートフェスティバル」、東京
2019 「画のなかとそと」、ANAインターコンチネンタルホテル東京、東京
2019 「正しい歪み方」、KOGANEI ART SPOT シャトー2F、東京