宮田彩加
《WARP −ポピーを形成するプロット−》
ミシン糸、綿布、木製パネル

2021年
TOKYO TORCH 常盤橋タワー
東京

クライアント:三菱地所株式会社
企画・ディレクション:コダマシーン
プロジェクトメンバー:中原崇志(デンバクファノデザイン)、角尾 舞
アシスタント:園部達理
テクニカル:HIGURE 17-15 cas
PR :小池美紀(HOW)

撮影:太田拓実

  • アートコンサルティング
  • キュレーション|企画
  • マネジメント|コーディネーション

宮田は、わざとミシンにエラーをさせ、花の刺繍に壊れたデジタル画像のような表情を作り出します。そこで完璧と思われた世界が少し破れて、風穴が開けられたような印象を見る者に与えます。コンピューター・テクノロジーによって高度に発達した社会に生きる私たちですが、そこにエラーやバグといったものが尽きることはありません。かえってそれは、計算できない価値を生み出すのではないか―宮田の「不完全な美」を表現した作品は、そういったことを問いかけてきます。

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宮田彩加

【略歴】
1985 京都府生まれ。京都府在住。
2012 京都造形芸術大学大学院 芸術表現專攻修士課程染織領域修了

主な個展
2020 「かりのいと」日本橋高島屋美術画廊、東京
2019 「花を形成するプロット -Episode Kyoto-」ワコールスタディホール京都ギャラリー、京都

主なグループ展
2021 「素材転生ーBeyond the Material」岐阜県美術館、岐阜
2021 「疎密考」和歌山県立近代美術館、和歌山
2017 「交わるいと「あいだ」をひらく術として」広島市現代美術館、広島

主な受賞
2017 Kyoto Art for Tomorrow – 京都府新鋭選抜展2017、優秀賞受賞
2014 京展、京展賞受賞

パブリックコレクション
和歌山県立近代美術館