桑田卓郎
《陶木》
磁土、釉薬、鋼鉄、顔料、金

2021年
TOKYO TORCH 常盤橋タワー
東京

クライアント:三菱地所株式会社
企画・ディレクション:コダマシーン
プロジェクトメンバー:中原崇志(デンバクファノデザイン)、角尾 舞
アシスタント:園部達理
テクニカル:HIGURE 17-15 cas
PR :小池美紀(HOW)

撮影:太田拓実

協力:KOSAKU KANECHIKA

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鮮やかな色彩、見る者の度肝を抜くような形。桑田卓郎の作り出す陶の作品は、これ以上ないほど大胆不敵です。
この型破りな造形に重みと強度を与えているのは、彼が一貫して取り組んでいる陶という素材や制作プロセスとの対話から作品を想像するということです。しかしながら桑田は一般的な陶にまつわる伝統的概念―用の美、また、わびさびの文化―のなかにとどまってはいません。伝統を解釈し再構築するなかで現代性を探り工夫を重ね、誰も見たことのないような創造へ向かって跳躍します。今回のプロジェクトでは、常盤橋を象徴する緑(常盤=常緑樹)を取り入れた大型の作品を制作しました。

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桑田卓郎

【略歴】
1981 広島県生まれ。岐阜県在住。
2001 京都嵯峨芸術大学短期大学部美術学科陶芸コース卒業

主な個展
2019「日々」音羽山清水寺、京都
2015 「桑田卓郎 展」石庭「天国」草月会館1階、東京

主なグループ展
2013 「現代の名碗」菊池寛実記念智美術館、東京
2012 「工芸未来派」金沢21世紀美術館、石川

主な受賞
2018 LOEWE Craft Prize 2018、特別賞受賞
2006 第6回 益子陶芸展、濱田庄司賞受賞